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ハンセン病回復者の人権

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月22日更新

 正しく理解しましょう。

 ハンセン病は有史以来存在する病気ですが、かつては、原因がわからないため、不治の病や遺伝する病気と考えられたり、外見上の変形があるため、恐ろしい病気と思われてきました。
 1873(明治6)年、ノルウェーのハンセン博士によって、らい菌による感染症であることが発見され、その後の研究により、治療法が確立し、治癒する病気になりました。
 しかし、わが国では、治療法が確立した1960(昭和35)年頃以降も隔離政策がとり続けられ、1996(平成8)年の「らい予防法」廃止まで続きました。この隔離政策によって、社会にハンセン病は伝染性の強い病気であるとの過度の認識が広まり、偏見が助長され、入所者やその家族の方々は様々な差別を受けてきました。
 2001(平成13)年5 月、ハンセン病の患者・回復者に対する国家損害賠償責任を認めた熊本地裁判決により、ハンセン病問題は大きな第一歩を踏み出しました。
 しかし、患者・回復者の尊厳が完全に回復したわけではないので、ハンセン病問題の解決の促進に関しての基本理念を定めた「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」が2008(平成20)年6 月に成立しました。


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