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市の伝統工芸品について

ページ番号:0000242 更新日:2016年3月22日更新 印刷ページ表示

 観音寺市は、瀬戸内海に面した立地を生かした水産加工業をはじめ、全国でもめずらしい「 麹座 こうじざ 」と呼ばれる「麹」の生産地でもあります。また、昔ながらの伝統的な手法によって作られている伝統工芸品も数多くあります。

金糸銀糸装飾刺繍

金糸銀糸装飾刺繍わが国の刺繍の技法は、遠く飛鳥時代に仏教の伝来と共に中国よりもたらされたといわれています。その後、貴族や武家、さらには一般庶民にも広まり、衣装やふくさなどの生活用品や祭礼用具などにもその技法が用いられるようになりました。中・西讃地方の祭りに登場する“ちょうさ(太鼓台)”の飾りにはこうした刺繍が施されており、その豪華さは他に類をみないものとして知られています。

  欄間彫刻

欄間彫刻 通風や採光のための欄間に、彫刻をほどこした欄間彫刻は、桃山時代から江戸時代中期にかけて、日本間の装飾として欠かせないものとなりました。松平頼重公を慕って来た飛騨の木工職人によって伝えられたといわれている讃岐の欄間彫刻も、次第に一般家庭に普及するようになりました。白木の美しい木目を利用して、細やかな細工を施された製品には、時代の風格さえ漂っています。

  節句人形

節句人形 わが国では、古くより、子供たちの安らかな成長を願って、全国各地で節句の行事が行われてきました。県内では、3月のひな節句、5月の端午の節旬のほか、中・西讃地方には、旧暦8月1日の八朔に馬節句を行う風習があります、節句人形は、こうした祝事に欠かせないものとして、江戸期より作られているもので、熟練した職人の手により、約200にも及ぶ行程を経て仕上げられています。

讃岐かがり手まり

讃岐かがり手まり  手まりは、平安時代に中国より伝えられたといわれており、清少納言の枕草子にも遊び事としてまりが登場してきています。初め、貴族の間で使われていたまりも、その後一般に普及し、わが国独特の美しい文様が考案されて、今日でもその技法の伝承されたものが全国各地に見られます。観音寺地方におけるまりは、草木染による木綿糸を用いて、染色l本1本を針でかがりながら、20余種の模様を描き出す技法に特徴があります。

讃岐のり染

讃岐のり染 のり染は、もち米で作った防染のためののりを、筒描きや型紙により紋様状に布地に置き、藍がめにつけたり、はけで引染めして染め上げるもので、県内各地で古くから行われてきました。とりわけ高松城下の紺屋町には染屋が軒を連ね、着物や法被、布団地、油単など生活に密着したさまざまな染物が作られていました。その染色の技法は今に引き継がれ、伝統と新しい創造に根ざした染の素晴らしさをみせてくれます。

  讃岐鍛冶製品

讃岐鍛冶製品 讃岐における鍛冶業の歴史は古く、古文献にも鍛冶職人である韓鉄師の記述が見られます。その後、江戸時代になると鍛冶業は免許制となり高松の鍛冶屋町や観音寺の茂木町などで集団で業を営んでいましたが、明治以降は農村部にも定着するようになりました。鍛冶は暮らしに最も身近な仕事として小学唱歌にも歌われ、かまやなたなどの刃物類やすきやくわなどの農具を、今も鎚のひと打ちひと打ちから生み出しています。