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【ふるさと学芸館】「今月の一品」(令和4年3月)について

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年3月4日更新

令和4年3月の「今月の一品」は・・・

今月の一品は・・・ 

 

 「柄鏡(えかがみ)・和鏡(わかがみ)」

柄鏡1

 です!

 

鏡は弥生時代に中国から伝わり、祭祀用具として用いられていました。その後、日本でも鏡(銅鏡)が製造されるようになり、有力者の副葬品として数多く発見されています。

当館で展示している「鏡片(きょうへん)」も、赤岡山古墳(大野原町中姫)から出土した副葬品の一つです。

 

平安時代になると、鏡の裏面に花や鳥など、日本ならではの図柄が描かれた「和鏡」が誕生し、主に貴族の化粧道具として使われていました。その後、室町時代後期に「柄」をつけて鋳造され、登場したのが、この「柄鏡」です。

江戸時代になり庶民に普及すると、鏡面が大きくなり、裏面には縁起が良い吉祥文様や文学の一場面など、さまざまな図柄が描かれました。江戸時代後期には、婚礼道具として「高砂」などの慶賀文字を大きく描いた図柄も現れました。

柄鏡2

柄鏡3

当館で、毎年行っている展示「2022”けっこな”おひなさん!」にも花嫁道具の一つとして、柄鏡が飾られています。

昔から不思議な力が宿ると思われてきた鏡には、姿かたちを映すだけでなく、その人の幸せを祈る役目もあったのではないでしょうか。「2022”けっこな”おひなさん!」とあわせてご覧いただきたいと思います。

 

柄鏡4

また、ミュージカル「うちらの町の青い鳥」応援イベント「うちらの青い鳥を探して」 についても、好評開催中です。

お子さんたちには、ステキな景品を用意しておりますので、館内に潜む青い鳥たちを探しに、ぜひご来館ください。

 

「柄鏡」、「2022”けっこな”おひなさん!」および「ミュージカル「うちらの町の青い鳥」応援イベント「うちらの青い鳥を探して」」は、いずれも3月31日までの展示です。お早めに!!

※ 令和4年3月の休館日は、7日(月曜日)、14日(月曜日)、22日(火曜日)および28日(月曜日)です。ご注意ください。

  柄鏡5