【ふるさと学芸館】「今月の一品」(令和4年7月)について
令和4年7月の「今月の一品」は・・・
今月の一品は・・・
「電気扇(でんきせん)」(扇風機)
です!
夏、真っ盛り!
勢いよく回る扇風機を前にして、
「あ゙~~~~、われわれは・・うちゅうじんだ!」
と、言ったことのある人は、数多いのではないでしょうか。
多くの日本人を宇宙人に変身させた扇風機が世に出るまでは、うちわや扇子といった手動のもので乗り切るしかありませんでした。
最近の夏は、体温を超えるほどの厳しい暑さが続くなど、尋常でない気温を記録しています。
今ほどではないにしろ、夏の暑さをうちわや扇子といった手動のもので乗り切るしかなかった時代の人たちにとっての憧れの電化製品が、今月紹介する「電気扇}です。
電気扇風機は、19世紀後半にアメリカで発明されました。今では当たり前のことですが、スイッチを押すと自動で風が送られてくるというのは、当時としては画期的なことだったと思います。
日本では、1894年(明治27年)に初めて発売され、大正時代から昭和時代の初めのころに一般家庭に広まり、電気扇または電扇といわれていました。
黒色、四枚羽根、ガード、首振り機能が基本要素で、鉄でできているため大変な重さがありましたが、形は今のものとほとんど同じでした。
令和の暑い暑い夏!
重厚な羽根が送り出す風を感じながら、あなたも宇宙人に変身してみませんか。
ご来館をお待ちしております。