【ふるさと学芸館】「今月の一品」(令和5年2月)について
印刷用ページを表示する 掲載日:2023年2月1日更新
令和5年2月の「今月の一品」は・・・
今月の一品は・・・
「練炭式の風呂沸かし器」
です!
2月6日は、「2(ふ)」と「6(ろ)」で「お風呂の日」と制定されています。
ほかにも、毎月26日は「風呂の日」、11月26日は「いい風呂の日」など、たくさんの「お風呂記念日」があります。無類の風呂好きである日本ならではの記念日です。
お風呂は、6世紀に仏教とともに中国から伝わり、
「風呂に入ることは七病を除き、七福が得られる」
という教えのもと、健康に良いと理解されていました。また、体を洗い清めることは仏に仕える者の大切な行と考えられ、庶民にも入浴を施したことから、お風呂に入る習慣が広まったとされています。蒸し風呂として伝わったものが、現在の湯船につかる入浴スタイルへ変化したのは江戸時代以降のことだそうです。
当館には、釜の下で、直接、薪などを焚いて沸かすタイプの鋳物製と土製の2種類の風呂釜を展示しています。
今月紹介するこの湯沸し器は、釜の下で直接、薪などを焚くのではなく、練炭を入れた筒を風呂の中に沈めて湯を沸かすという珍しいタイプの物です。
手拭いを頭に、たっぷりの湯につかりながら一日の疲れを癒し、至福の時を味わう。これぞ、日本の風呂文化。
「極楽~、極楽!」