【ふるさと学芸館】「今月の一品」(令和5年3月)について
印刷用ページを表示する 掲載日:2023年3月1日更新
令和5年3月の「今月の一品」は・・・
今月の一品は・・・
「買い物籠(かご)・豆腐籠(かご)」
です!
スーパーマーケットが広まる前の買い物といえば、かっぽう着姿で、財布を入れた買い物籠や豆腐籠を片手に提げて、晩御飯の食材を買い求める、という風景が商店街でよく見かけられたようです。
当時は、野菜は八百屋さん、魚は魚屋さん、豆腐は豆腐屋さん、などと品物ごとに別々のお店で売っていました。
この「買い物籠・豆腐籠」は、自然素材である竹のしなやかな特性を生かし、形や長さ、色の違いを巧みに組み合わせながら編み込まれたもので、適度な強度もあり、買い物の良きお供として重宝されたそうです。
買い物籠を片手に提げて出かける「ちょっと懐かしいスタイル」は、レジ袋の有料化により、エコバッグなどでの持ち帰りがすっかり定着してきた「今どきのスタイル」であるといえるのではないでしょうか。
「古き良き」という言葉がありますが、昔使われていたものでも、改めて見直してみると意外にも現代社会のニーズに当てはまるものが見つかるかもしれません。
当館では、そんな「古き良き」ものを多数展示しています。
みなさまのご来館を、お待ちしています。