観音寺音楽フェスティバルで一流音楽家が共演

　10月28日にハイスタッフホール大ホールで第10回観音寺音楽フェスティバルを開催し、約700人が一流音楽家9人の演奏を楽しみました。今回は、世界的に活躍するフルート奏者の工藤重典さんをはじめ、実力ある若手音楽家たちが勢揃いしました。
　公演は、サクソフォンの齊藤健太さんとピアノの五十嵐薫子さんの演奏で開幕し、2台ピアノによるデュオ、フルート四重奏、そして最後は、シューベルトのピアノ五重奏曲イ短調「ます」をピアノ五重奏という編成で披露し、躍動感と緊張感のある演奏に大きな拍手が上がりました。

　また、子どもたちに音楽に親しんでもらおうと、ハイスタッフホールでの公演に先駆けて、市内の小・中学校と支援学校で「はぐくみコンサート」を25日から27日にかけて開催。音楽家が3グループに分かれて、各学校の体育館で演奏を行いました。

　粟井小学校では辻彩奈さん、瀧本麻衣子さん、萩原麻未さんが登場し、ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノの音色が体育館に響きました。クラシック音楽だけでなく、アニメ映画の主題歌など、子どもたちになじみのある曲が披露され、足でリズムをとりながら音楽を楽しむ児童もおり、「目の前で演奏を聴くことができて嬉しい。3つの楽器の音色が重なるととても素敵になると思った」と話していました。

　中部中学校では、横坂源さん（チェロ）、加藤雄太さん（コントラバス）、沼沢淑音さん（ピアノ）が登場しました。演奏のほかに質問コーナーや動物をイメージした曲を当てるクイズも行われ、生徒は「間近で迫力を感じられ、楽しく音楽と触れ合えた」と話していました。

観音寺音楽フェスティバル

はぐくみコンサート

粟井小学校

中部中学校