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アサギマダラ ~旅する蝶~
旅する蝶として、知られるアサギマダラ。
体長は10cmほどで、アサギマダラが移動する距離は約2,000kmといわれています。
春に北上する際にはスナビキソウの蜜を求めて有明浜へ、そして、秋に南下する際にはフジバカマの蜜を求めて、
伊吹島へとやってきます。
アサギマダラ
スナビキソウ
フジバカマ
伊吹島での取り組み
伊吹島での初観測まで
2013年5月、スナビキソウが自生する有明浜に、アサギマダラが立ち寄ることを飛翔会のメンバーが確認しました。
その翌年、5月にも有明浜にアサギマダラが飛来しているのを確認。
そして、2015年4月、伊吹島をアサギマダラの休息地にしようと、「有明浜の海浜植物とアサギマダラ飛翔会」が発足しました。
同年7月末には飛翔会のメンバーと伊吹島民で伊吹島の休耕地(真浦)にフジバカマ380本を植栽しました。
酷暑の中の水やりに大変苦労したそうですが、2015年10月に、伊吹島で初めて、アサギマダラ5頭を観測しました。
(写真は2017年6月植栽時、写真提供:飛翔会)
アサギマダラをよぼうプロジェクト
2016年には、伊吹小中学校の児童・生徒による「伊吹島にアサギマダラをよぼうプロジェクト」がスタート。
そのプロジェクトは本格的!
「アサギマダラ飛翔会」の協力のもと、校庭にフジバカマ50本を挿し芽し、水やりなどをかかさずに行いました。
そして、アサギマダラを捕獲すると、研究者や愛好家が行う移動調査のためのマーキングを実施しました。
2017年には40頭ものマーキングに成功しています。
また、市外のアサギマダラの飛来地(大分県の姫島小や三豊市の比地大小)との交流も積極的に行っています。
マーキングした蝶
運動場でマーキングしているところ
(写真提供:伊吹小学校)
アサギマダラプロジェクト新聞
伊吹小学校児童による手作り新聞です。
広がるアサギマダラの感動
2016年に伊吹島民俗資料館の中庭に新たに植栽。真浦の休耕地にも350本のフジバカマを追加植栽しました。
瀬戸内国際芸術祭2016では乱舞するアサギマダラが多くの人を感動させました。
2017年にも追加植栽をし、3年連続アサギマダラの誘致に成功しました。
2018年5月にもアサギマダラが有明浜と伊吹島へ飛来しています。
市内各所でアサギマダラの写真展や特別展を開催していますので、ぜひご覧ください。
(写真提供:飛翔会)
主なアサギマダラの飛来地
・有明浜
伊吹島
・伊吹島民俗資料館
・真浦(伊吹クリーンセンター近く)
・北浦港
・伊吹小中学校
お問い合わせ
有明浜の海浜植物とアサギマダラ飛翔会 会長
電話番号:090-1006-6677 (高畠)
現在、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。