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【ふるさと学芸館】「今月の一品」(令和6年4月)について

ページ番号:0054689 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

令和6年4月の「今月の一品」は・・・

今月の一品は・・・

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「ナウマンゾウの臼歯と牙」

です!

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 琴弾公園に、象の頭や鼻に形が似ていることから名付けられた「象ケ鼻岩」があるのを知っていますか。その岩から見下ろすと、広大な松原と銭形砂絵を経て穏やかな瀬戸内の海へと美しい景観が広がっています。

 象と日本の縁は古くからあり、1729年、清の商人から日本に贈られた象が京都に着き、中御門(なかみかど)天皇に披露された日を記念し、4月28日は「象の日」とされています。その後、象は長崎から江戸まで2カ月以上かけて歩いて移動したため、庶民が初めて巨大な象を見る機会となり、巷(ちまた)に象ブームが巻き起こったそうです。

 また、さらに古い氷河時代には日本にも象が生存していました。「パレオロクソドン属」に分類された日本を代表する「ナウマンゾウ」です。この種名は、明治時代に神奈川県で出土した化石を初めて研究したエドムント・ナウマン博士に由来しています。

 今月の一品は、室本沖で発見されたという「ナウマンゾウの臼歯と牙」です。かつて日本の各地を、体高3メートル近くあるナウマンゾウが闊歩(かっぽ)していたという証しに触れることができます。ぜひご来館ください。