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【ふるさと学芸館】「今月の一品」(令和6年12月)について

ページ番号:0058669 更新日:2024年12月1日更新 印刷ページ表示

令和6年12月の「今月の一品」は・・・

今月の一品は・・・

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「矢立(やたて)

です!

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12月の文具店に入ると、来年のカレンダー、手帳などの文具に加え、年賀状も並べられ「師走」の到来を感じます。パソコンで作成されることが主流となった年賀状ですが、昔ながらに毛筆で書かれる方のために、筆も置かれています。

今月の一品は筆と墨壺を組み合わせた携帯用筆記具である「矢立」です。

元々は、武士が戦場で弓矢を入れていた箙(えびら)の下の小箱に筆、墨、硯(すずり)などを入れていたものが「矢立の硯」と呼ばれていました。後に、それが持ち運びに便利な筆記具として改良され、鎌倉時代には、矢立という名称となり、明治時代まで広く使われたようです。

また、内閣の持ち回り閣議では、閣僚の花押(かおう)による署名を集める必要があるため、現在でも矢立が使われているそうです。

当館には矢立以外にも、硯箱や万年筆など、人々が思いをしたためてきた道具を展示しています。どうぞご覧になってください。