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【ふるさと学芸館】「今月の一品」(令和7年1月)について
令和7年1月の「今月の一品」は・・・
今月の一品は・・・
「車載式泡消火器」
です!
年頭恒例の行事であり、新年の季語にもなっている「出初式(でぞめしき)」が行われる時期となりました。出初式は、江戸時代の「明暦の大火」からの復興を祈念することから始まったとされています。観音寺市でも毎年行われ、今でも火災予防意識の向上に一役買っているようです。
今月の一品は、昭和中期に作業所や倉庫などの火災に備えて作られた、移動用の車輪が付いた「車載式泡消火器」です。全高180センチメートル、全幅80センチメートル、総質量400キログラムの大型消火器です。200リットルの消火薬剤が入り、20メートル離れた炎に向け120秒間も放射できます。住宅用消火器がそれぞれ7メートル、14秒間なのに比べると、かなり強力だということが分かります。
学芸館には、この消火器以外にも、大正時代の腕用ポンプや江戸から明治時代にかけての木製ポンプなどの珍しい消防器具を展示しています。どうぞご覧ください