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【ふるさと学芸館】「今月の一品」(令和7年2月)について
令和7年2月の「今月の一品」は・・・
今月の一品は・・・
「電気洗濯機(一槽式)」
です!
「冷た~っ!」
1月から2月にかけ、「昔のくらし体験」で本館を訪れる小学3年生の児童が、洗濯板とたらいを使って「ゴシゴシ」「ジャブジャブ」と手洗いをしているときに口々に発する言葉です。
今月の一品は、1950年代に誕生した一槽式の「電気洗濯機」です。機能はシンプルで、水流の向きと強弱、洗濯時間がそれぞれダイヤル操作で決められます。洗い終わったら、2本のローラーの間に洗濯物を挟み、ハンドルを回して脱水します。当時、電気の力で機械を動かし洗濯する洗濯機は画期的なもので、冷蔵庫、電気掃除機と合わせて「三種の神器(じんぎ)」と呼ばれました。
電気洗濯機の普及により、手洗いや水の冷たさが軽減されるなど、重労働だった洗濯が一変したといえるでしょう。1964年の東京オリンピックに向かう高度経済成長期の日本を描いた映画「コクリコ坂から」にも登場しています。
本館には、この電気洗濯機よりも古い「手回し式洗濯機」なども展示しています。どうぞご覧になってください。