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12月15日、ハイスタッフホール小ホールで「観音寺市観光まちづくりシンポジウム」を開催し、約120人が参加しました。
今年度に「観音寺市観光基本計画」の中間見直しを行うにあたり、観光を軸にした地域振興に取り組んでいる皆さんを迎えて、未来の観音寺市「観光まちづくり」を考える機会にしようと市が開いたものです。
まず、(株)北海道宝島旅行社の鈴木宏一郎さんが『地域の地域による地域のための観光とは』というテーマで基調講演し、観光で地域を良くする「観光地域づくり」の大切さや商品開発のポイントなどを、自身の経験を交えて話しました。
その後、鈴木さんの進行により、佐伯市長のほか3人の有識者が観音寺市の魅力や課題について意見交換しました。「観音寺市には、住民主体でまちづくり活動を続けている五郷里づくりの会などの団体がすでにある。素晴らしいコンテンツはあるので、あとはコーディネーターの確保や商品化をどうするかだ」という意見や「こんな人に来てもらい、こんな人に過ごしてほしいという来訪者目線の観光イメージを持つことが観音寺市には必要」という意見など、地域振興に取り組む専門家ならではのアイデアや指摘がありました。
佐伯市長は、「点では良いものがあるので、それを面にしていく必要がある。地域に溶け込んだ観光を目指していきたい」と話していました。