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市職員が手話に対する理解を深め、聴覚障がい者の方に少しでも安心して市役所を利用していただけるよう、10月29日に職員向けの手話研修会を開催しました。手話研修会は昨年度に続き2回目です。
今回の研修会は、窓口対応に備えた手話を学ぶ実技形式で、佐伯市長も参加しました。西讃ろうあ協会の近藤龍治会長が講師となり、手話言語では手の形と位置、動きと表情が重要で、手の位置や速度だけで全く意味合いが異なることなどを説明。その後、挨拶の仕方や、「住所」「印鑑」「マイナンバーカード」「健康保険証」「コピーを取る」など、窓口でよく使う手話言語を練習し、2人1組で窓口対応の実践を行いました。
近藤会長は「一般的に指を差して案内することは失礼とされるが、手話の世界では指差しはとても大事。手話の単語をすべて覚えていなくても、書類の欄を指し示してコミュニケーションすることもできる。筆談だけだと伝わりづらいので、筆談と手話を組み合わせて窓口対応をしてほしい。職員で簡単な手話ができる人が増えると、誰もが暮らしやすい共生社会につながると思う」と話していました。
佐伯市長も手話を学び、講師や市職員と実技を行いました!