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市内4つの学校給食施設を統合した「観音寺市学校給食センター」が瀬戸町に完成し、8月1日に竣工式と関係者向けの内覧会が開催されました。
竣工式で佐伯市長は「未来を担う子どもたちの健やかな成長を支える拠点、また地域防災の一助となる施設として発展させていきたい」と式辞を述べました。
観音寺学校給食センターにはなかった炊飯設備をはじめ、最新の調理設備が揃った新センターでは、1日最大5千食の調理が可能です。食器などもすべて新しくなり、食缶は保温性が高く、温かい料理を届けることができます。新学校給食センターでは、9月から給食の提供が始まります。
観音寺中学校、中部中学校、大野原中学校、豊浜中学校の美術部生徒が描いたイラストを、新しい給食配送車の車体に掲載。銭形くんのイラストが描かれた新車両も含め、7台のトラックが市内小・中学校などに給食を届けます。
8月1日、観音寺市学校給食センターの整備運営事業者である株式会社観音寺スクールランチパートナーズと災害時の支援に関する協定を締結しました。
協定内容は、災害時に、学校給食センターに備蓄している食材などを利用した炊き出しの実施や同社の関連会社からの食材の調達、給食センター2階の会議室等を市の要請に応じて緊急避難場所として開設する際の支援などです。
新しい学校給食センターには、災害時に備えて、100食程度調理できるレスキューフードカートを2台備えており、炊き出しに使用することができます。
協定締結にあたり、株式会社観音寺スクールランチパートナーズの岩東光男代表取締役は「レスキューフードカートの活用により、災害時においても迅速かつ柔軟に食の支援を展開できる体制を整えていく」とあいさつ。
佐伯市長は「官民力を合わせて、市民の防災減災と安心安全のための取り組みを行っていきたい」と話していました。