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室町時代から西讃地域に根付く「麹」をはじめとする発酵文化。その魅力を再発見し、次世代へ継承することをめざす「みとよ・かんおんじ発酵礼讃プロジェクト」の発足式が、4月25日に執り行われました。
会場となったのは、どぶろく造りの伝統を有する宇賀神社(三豊市豊中町)。当日は地元の酒造会社や三豊・観音寺両市の関係者らが出席し、厳かに神事が進行しました。式典では、発酵をテーマにした有識者による対談のほか、地元子どもたちが伝統行事「御弓射ち(おゆみうち)」に触れる体験会も実施されました。
プロジェクトのメンバーで観音寺市内で酒造会社を経営する川人裕一郎さんは「多くの協力を得ながら、食や教育、観光などの面で発酵文化を地域の財産として発信し、より良いまちづくりにつなげたい」と話していました。
令和6年12月、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け、同プロジェクトは今後、発酵の歴史を深化させるとともに、観光客への積極的な情報発信を展開、発酵文化を核に、健康や農業など多様な分野をつなぐ「未来型まちづくり」を推進していく予定です。
観音寺市室本町では、室町時代から現在まで麹づくりが行われており、皇太子神社(室本町)には、日本で唯一「麹の神様」が祀られています。