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10月6日、ふるさと観音寺を愛する人が、一人でも増えることを願いながら書いた小説「イブキの島」の著者、合田芳弘さん(大野原中学校教頭)と登場人物などの挿絵を描いた同校3年の生徒らが来庁しました。
合田さんは、平成25年4月に伊吹中学校に赴任、島の人々や豊かな自然、景色、坂道、あちこちでのんびりくつろぐ猫…ほっこりした環境の中で日々を過ごすうちに「小説を書いてみたい」という気持ちになったそうです。もともと、書くことが好きだった合田さん。島の人たちにインタビューをしたり風習や方言などを教えてもらったりしながら執筆。また、子どもたちが描いた絵や版画、写真など、多くの人たちの協力を得ながら原稿を完成させました。
島の振興を図るため、原稿は市に寄贈され、市が製本、発行を行いました。片山副市長は「心温まる物語に感銘を受けました。挿絵も優しく情景が伝わってきました」と感想を述べ、合田さんは「作品を通じて伊吹島を再発見してほしい」と話しました。
現在、伊吹島では瀬戸内国際芸術祭2016秋会期(10月8日~11月6日)が行われています。小説の舞台となった島へ出かけてみませんか。
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▲ 真新しい本を手に 「伊吹島に興味を持ってもらいたい」「先生の作品に自分たちの描いた絵が載っていることがうれしい」 |
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本は、市内の小・中学校、図書館、公民館、市役所・各支所、伊吹丸船内、伊吹丸待合所、県立図書館などで貸し出します(非売品) |